悪い習慣を断ち切る方法5.24
悪い習慣を断ち切る簡単な方法(TED)マインドフルネストレーニングのすすめ。
実際、彼らに、タバコを吸えと言うんです。「いいですよ。喫煙してください。ただし、タバコを吸っているときどんな感じになるのか、そのことにしっかり注意を向けてくださいね」と。
ある人はこんなことに気づきました。「意識的にタバコを吸うこと(mindful smoking マインドフルスモーキング):くさったチーズみたいな匂いがするし、化学薬品みたいな味がする。気持ちわるすぎ!」
前頭皮質(prefrontal cortex)という、脳の新しくできた部分では、「タバコを吸うべきではない」とわかっています。そして、喫煙や、甘いものを食べすぎる行動を止めようとがんばります。
これは認知制御(cognitive control)と呼ばれます。認知を使って行動をコントロールしようとするのです。ところが、前頭皮質は、ストレスがあると、まっさきに制御不能になってしまう場所です。
自分の行動を考えてみればわかりますよね。ストレスを感じていたり、疲れていると、子供や配偶者を怒鳴りつけてしまいます。頭の中では、そんなことしても何にもならないとわかっているのに。とにかく怒鳴ってしまうのです。
前頭皮質が効かなくなると、古い習慣に戻ってしまいます。だから、先ほど言った自分の習慣に幻滅するのはすごく大事なことです。
マインドフルネスとは、自分のやっていることが、体と心をどんな状態にしているのか、できるだけ注意を向けること。それは好奇心を持つことであり、自然に報酬をもたらします。
好奇心を持つってどんな気分ですか?
気分いいですよね。
好奇心を持つと、衝動が起きた時、体にどんなことが起きているのか気づくようになります。
大きな渇望を抑えるより、小さなセンセーションに注意を向けるのです。
言い換えれば、好奇心を持つということは、これまでの古い、恐怖に満ちた習慣的な反応から、一步外にでて、今この瞬間に入り込むことです。
次はどんな反応があるのかデータを集めようとしている科学者になったようなものです。
悪い習慣を断ち切るためにはとにかく客観的になること
私の経験では、新しい習慣を身につけるのは比較的ラクですが、悪い習慣を断ち切るのはなかなか難しいです。
やはりブルーワー先生が言っているように、今自分に何が起きているのか、しっかり観察すると悪習から抜けられるのではないでしょうか?好奇心を持つと確かにわくわくするので、いったいどうなっているんだろう?と観察するといいですね。
何も考えていないと、いつもの習慣にすっぽりはまってしまいます。
なるほど。
吸わないように吸わないように…って、
念じるのではなく、
今、
自分はどんな気持ちになっているんだろうと、
客観的にみると、
やめられる可能性が高いのだな。
自分の習慣に幻滅するのはすごく大事
気持ちで抑えようとすると、
ストレスがかかったときに、
制御不能になる
↑
これをおそれております。
自分を、
観察してみようっと。